計量士になるには

計量士(一般計量士)になるには、以下の2つの方法があります。

1.計量士国家試験コース

  計量士国家試験(4科目)+実務経験1年

2.資格認定コース

  (独)産業技術総合研究所の教習(3ヶ月)+実務経験5年

 

計量士関係 (経済産業省HPから)

 

国家試験コース

毎年3月上旬に国家試験が実施される。願書は前年10月までに申請する必要あり。

試験科目:

1.計量に関する基礎知識

2.計量器概論及び質量の計量

3.計量関係法規

4.計量管理概論

 

過去の国家試験の問題(経済産業省のHPから)

 

計量士国家試験について (日本計量振興協会HPの「計量士国家試験」のタグをクリック)

<コラム 国家試験対策(受験体験談)>

 筆者が、10年以上前に受験した時の個人的体験ですが、参考になればと思い記述します。

 計量士会でも資格認定コースで計量士になった方が、おられます。3か月間教習を受けているので同期の絆は深いと感じています。しかし、3か月間勤務を休んで教習を受けるのは、勤務先の理解が必要です。現実的には公務員の方、家業で計量の仕事をやられている方に限られてくると思いますので普通の方は国家試験コースを選択せざるをえないと思います。

 日本計量振興会の受験講習を受けると良いといわれています。筆者は仕事の関係で受講できませんでした。日本計量振興協会から科目別テキスト、過去問題集が発行されているので入手すべきです。計量関係法規以外は、苦手なところは別途参考書がないと厳しいと思います。あくまで参考ですが、私の使った参考書を記載します。

1.計量に関する基礎知識

 数学と物理の問題が半分ずつ。数学は大学教養課程レベル、代数の参考書(テーラー展開、三角関数)でおさらいした。物理は高校レベル、高校物理Ⅱの参考書でおさらいした。

「やさしく学べる微分積分(石村園子)共立出版」

「物理教室(河合塾シリーズ)」

2.計量器概論及び質量の計量

 個々の計量器の原理と構造など。流体力学は学んでいなかったので大学工学系の教科書を購入し理解した。過去に見たことがない計量器も試験に出るので原理を含めて理解することが、必要である。

「流体の力学(中山泰喜)養賢堂」

3.計量関係法規

 テキストを読み、過去問をひたすら解いて丸暗記し、過去問で出題パターンになれるしかない。

4.計量管理概論

 筆者は仕事が品質管理だったのでほとんど勉強する必要がなかった。仕事で従事していない場合は品質管理の参考書が必要。

 

過去問題集は、1回やって、あとは間違えたところを中心にしてさらに2回やった。

試験は、5択のマークシート方式なので出題パターンに慣れることが、合格への早道だと考えます。

 

資格取得後も日本計量振興協会をはじめとした講習会が開催されるので適宜受講することが出来ます。

 

資格認定コース

一般計量教習を受講する。

産総研-計量研修センター

 

実務経験が5年間必要である。

 

<コラム:一般計量教習受講経験談>

 

入所試験について

 過去問を貰える(直近2回分)のでそれを参考書を使いながらでも解けるようにしておきたいです。数学、物理の目安としては何も見ずに6割、参考書を使って8割。数学、物理ともに大学入試レベル、一般常識については過去問は傾向を見る為のみに使用程度で私は望みました。 

 

一般計量講習について

 入所試験に合格すると前期5-8月、後記9-12月のどちらかの講習にていての案内が来ます。ほぼ全ての科目で最後にテストがあり、最低6割の点数が必要となります。特に電気回路、計測の基礎、電子回路、計量管理は文系の人間には難しいので受講後に復習が必要になります。また、計量法について法令の引き方が初めての人は計量法総論や計量法各論で苦労する可能性が高いのでそれぞれ得意な人を見つけて協力して勉強するのをおススメします。電気回路、計測の基礎、電子回路、計量管理は特別講習では応用に入ります。ここでしっかり理解しておきましょう。 

*年度によっては前期の人数が少なくて後期のみの場合もあり。

   全てのテスト終了後、実習があります。実際の検定方法が分かるので計量士になった後に役立つ事が多い実習です。             

 

一般特別講習について

 一般計量講習が終わると、一般計量士・環境計量士(濃度・騒音振動)の三種類の特別講習に分かれます。私は一般特別講習に行ったのでここではそこでの講習について書きます。1-3月で行われ、ほぼ全ての科目で一般計量講習同様にテストがあり、最低6割の点数が必要となります。また、物理、自動制御、計量管理Ⅱについては文系の人間には難しいと思いますのでしっかり復習しておきましょう。全てのテスト終了後、実習があります。こちらも実際の検定方法が分かる貴重な機会なので後に役立つ事が多い実習です。

 

さくら館について

 これらの講習は全てつくばの産総研の中にあるさくら館で行われます。講習後も多くの人はそこで寝食を共にする事になります。講習後にある程度の人数で一緒に勉強出来るスペースもあり、計量士を志す者同士、親睦を深める環境が整っています。最大のメリットはここにあると思いますので、 この環境を活用しましょう。

What's New

<What's New>

2017年10月4日

「トピックス2017年度下期」に技術研修部自動はかりの計量管理研修会を掲載しました。

2017年9月24日

「ホーム」に計量制度改正特設サイト、パブリックコメントの結果公表を掲載しました。

2017年8月25日

「トピックス2017年度上期」に理事会を掲載しました。

2017年8月12日

「行事のお知らせ」に自動はかり計量管理研修会(技術研修部)を掲載しました。

2017年7月29日

「行事のお知らせ」に自動はかり研修会(日本計量振興協会)を掲載しました。

2017年7月25日

「行事のお知らせ」に計量法政省令改正に係る説明会を掲載しました。

2017年7月17日

「行事のお知らせ」に平成29年度関ブロの開催要領、申込書を掲載しました。ホームに計量法施行規則の一部を改正する省令案等の意見募集を掲載しました。

2017年7月1日

「行事のお知らせ」に理事会を記載しました。

2017年6月23日

「トピックス2017年度上期」に神奈川県計量協会定時会員総会を掲載しました。

「ホーム」に計量法施行令改正に対するパブリックコメントの結果をリンクしました。

2017年6月12日

「ご挨拶ページ」に平成29年度通常総会を終えてを掲載しました。